私の腕時計 母の腕時計

昔から、母は必ず腕時計をつけていんです。

共働きで、忙しくしていた母は、家の中にいても、常に腕時計を身につけ、時間を気にしていたんです。

バリバリと働らくその姿は、カッコよくて、私もキャリアウーマンになるんだ!と思いながら、就職活動を頑張っていたんです。

そして、念願だった仕事につくことが、出来たんです。

私の仕事は営業職です。人と会うことも多く、スケジュール管理が大切です。

そして、就職祝いにもらったのは、腕時計だったんです。

当時、人気のあったアーティストがイメージキャラクターに選ばれていたもので、人気の高いものでした。

仕事はもちろん、プライベートでもつけることの出来るデザインで、嬉しくて、毎日毎日使用したんです。

それから、とにかく、時間を確認するときは、腕をみました。その度に、頑張れ!って応援してもらえる気がして、自信にも繋がったんです。

10年たった今でも、貰った腕時計を使っています。電池交換は何回行ったのかは、覚えていないし、ベルトのネジも交換したこともあります。

それでも、ずっと、ずっと使い続けていきたいって思っています。

母も同じ様に、昔から使っているんです腕時計を、今でもつけているんです。

良いものはずっと使えからって言っていたけれど、母の腕時計も、また、贈り物の様です。

だから、大事に使い続けられるのだと思います。

腕時計はなりたい自分になるためのお守り

30代の専業主婦です。腕時計に初めて魅力を感じたのは高校2年生のときでした。それまで母親や姉が使っていたものをもらっていました。雑貨屋で買ったようなものです。

ファッション雑誌を見ていたら腕時計の特集ページがありました。学生向けのハミルトンのカーキが載っていました。カーキを身につけているモデルさんが何だかいつもとちがって見えました。きちんとしているけれど、さりげなくオシャレでした。カーキはシンプルだけれど、品格と可愛さを兼ね備えたようなデザインでした。

高校生にとっては高額でした。私はあまりオシャレな方ではありませんでしたが、強く惹かれました。飾りすぎずにきちんとしているけれどちょっと可愛い、当時の私がなりたい自分自身を表しているかのようなデザインだったのだと思います。

それからお小遣いやお年玉を貯めて、昼食代も切り詰めました。数か月後に時計店で予約しました。商品の到着は予定よりも遅れたので、予定日以降は毎日時計店に通って到着したかを確認していました。

到着後、誰に自慢するわけでもないですが自慢の腕時計でした。カーキはなりたい自分になるためのお守りのようでした。数人の友達から「その腕時計いいね」と気づいてもらえて嬉しかったです。

大学生の頃にカーキを落としてしまってガラスが割れてしまいました。修理を後回しにしたまま身につけなくなってしまいましたが、カーキに一目惚れした瞬間や、お金を貯めていたときや、毎日時計店に通っていたときの気持ちが大事な思い出です。20年弱たとうとしている今でも大事に保管してあります。